ADHD&睡眠障害と一緒に生きる!

先天的なADHD&睡眠障害とどう生きていってるのかを記事にしていきます

子供の頃から寝付きと寝起きが悪かった

私は両親と2歳年下の妹の家族4人で木造アパートに住んでいた。
夜、9:00になると寝る時間と決められて部屋は豆電球にされる。

5分もたたないとうちに私の隣で寝ていた妹の寝息が聞こえてくる。
私はというと、なかなか寝付けず天井の木目を見たり、布団にもぐりあれこれ物事を考えていた記憶がある。
ときどき親や大人が部屋を除きにきたときに起きているのがバレて「早く寝なさい」とよく叱られていた。

ところで母の弟には私と同年代の女の子と妹と同年代の男の子がいた。
その子供4人と含めてお互いの家に泊まりにいったり旅行にいったりしていた。
そしてその4人一緒にいるときの夜は決まって私が最後に寝ることになる。
3人は本当に寝付きが早かったのだが、
私だけまだ寝ておらずして「一人で暇だな・・・」と孤独に感じることもよくあった。

そう、私はまさに子供の頃から寝付きが悪かったのだ。
いつからか覚えてないけど小学1年生の頃からだということは覚えている。

当時、不眠症という言葉はあったみたいだけど、
まさか自分がそうだったなんて当時は思ってないし
周囲の人たちには「寝る努力をしないだけ」と言われたりして相手にされなかった。

もちろん寝付きが悪いので朝起きるのも苦手だったのは言うまでもない。
平日は毎朝7:00~7:30の間に両親に起こされていたのだが、なかなか起きてこない子だった。
冬なんかは起きてからさらにコタツへ移動して、コタツの中で寝るなんてことは毎日だった。
まだまだ寝足らないのに無理に起きる。
この起きるつらさがちょっと異常だったのに気づいたのは、それから数年後だった。

じゃあ起こさなかったらどうなっていたのか!?

実はそういう場面が稀にあった。状況をよく覚えていないが、
起きたら9:00前後だったことに気がつきびっくりした記憶だけは残っている。
そして、この寝付き、寝起きの悪さは中学生になるとさらに悪化した。
夜になるとハイテンションになっていったと思う。夏休みなんて昼夜逆転していたことさえあった。

それが高校生になり、さらに睡眠時間のズレがひどくなり検査入院することになったが異常はなかった。
そして脳のレントゲンまでとったが、シワが多すぎるといわれたくらいで異常なし。
さらには阪大病院で数時間の脳波をとったが異常なし。
ところがこの阪大病院で「かなり寝付きが悪いですね、こんなに寝ない子は初めてです」とびっくりされたらしい。
実はこの寝付きの悪さも後数年たってから異常であることがわかったけど、 当時はそんなこと見向きもされなかったのは言うまでもない。

睡眠障害という言葉はそれから1年後、新聞記事に掲載された。
母はその記事を読み、はじめて私が睡眠障害であるのではないかと疑い、その記事を掲載した先生に連絡をとり、
指定された病院へ行くことになった。ついにその指定された近くの病院で私は睡眠覚醒リズム障害だと診断され、治療が始まった。

ところで・・・
当時、この睡眠覚醒リズム障害は長く続いても35歳くらいまでには自然治癒されるといわれていたようだが、
未だに私は治っていない。

この先、マシになったりまた睡眠障害になったりの繰り返しの人生を送ることとなっていく。
そして、それは今も続いている・・・

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