睡眠障害の治療
これまで睡眠障害でどんな治療をしてどんな効果があったのか簡単にまとめてみる。
これはある精神科医に聞いた話だけど、完治というものはありえないらしい。
なのでこれらの治療は体内時計を作っているといったほうが正しい。
※注意
ここに載せてる情報から勝手に薬を摂取したり調節したりするのはやめてほしい。
必ず医師の指示のもとで行うようにしてください。ここに書いてることをして何かトラブルが起こっても当方は一切の責任を負えません。
①ビタミンB12の摂取
医学的根拠がないらしいが摂取しても体に害はないし、睡眠障害に効果があるようだ。
飲み始めた頃に比べると確かに効果あった気がする。私は毎食後に服用していた。
②光療法
朝起きて、30分間強い蛍光を浴びる。睡眠障害なので朝というより起きたときといったほうが正しい。
光のまぶしさで目覚めるように体に覚えさせるのかもしれないけど、実は私には効果があまりなかった。
かといって、この療法はかなりの効果があると医学的にはでているようだ。
③メラトニンの摂取
これを摂取することで脳の松果体という部分がメラトニンを分泌して眠りを誘う。
これを飲むと結構自然な眠気がくるんだけど、私とってはただ眠たいけど眠れない辛さがやってきた。
きつい不眠症だとそうなるのかも^^;
でも、メラトニンを飲んで眠気がやってきたときに眠剤を飲むとほぼ眠れるので今後の治療法に期待できそう。
(最近はロゼレムという錠剤で処方されます。)
④睡眠維持の安定剤(長期型睡眠剤も含む)
寝てからすぐ目覚めて睡眠不足にしないよう睡眠を維持するために飲む安定剤。寝起きが逆にしんどいときもあるけど、
目覚めた時にかなり睡眠をとった感はある。
ただ、これの厄介なところは日々の体調によって効果が増大したり半減したりしてしまうところだ。
疲れているときは摂取しなかったり工夫が必要なのかも。
⑤短期型睡眠導入剤
不眠症に対して眠らせる薬。長期型に比べて眠らせる効果抜群だけど効果時間が1時間~2時間くらいと短い。
私の場合、よくこの短期型と長期型の眠剤を組み合わせて処方されていた。
短期型だけの厄介なところは長期型と同じように、その日の体調によって効果が変わってくるところだ。
少し疲れたかな、眠いかなって時間を見計らって飲むように工夫したらうまくいった。
最初に長期型の眠剤やメラトニンを服用して、眠りを誘ったところで飲んでいた。
⑥寝る3時間くらい前にぬるま湯に浸かる
これは何をしてるかというと、
身体を温めて血行促進することによってリラックスさせている。
身体が適度に温まると眠くなるのは私も子供の頃から経験しているので効果あるとは思う。
また、寝る前に温かいものを飲むという方法もひとつのようだ。
効果については人それぞれだと思う。
ちなみに私の場合は、酷い睡眠障害時は効果あったのかわからなかったのと、
温めすぎると逆効果といわれてるけど確かにその通りだった。
⑦ラベンダーの香り
ラベンダーには精神を安定させてリラックスする効果があるので不眠にも効果があるといわれてる。
私もラベンダーの香りのするお香を炊いた時期があった。リラックスはするのは間違いなさそうだけど、
そこまで不眠の効果があったかといえば、あまりあったように思えないが、お守り程度にはなっていそうだ。
⑧電気交流磁気治療器
現代の人は自然に触れることが少なくなったので自己治癒力が低下してるといわれている。
その自己治癒力を高めるため自然にある磁器を当てる。実は現在も私のベッドは電気交流磁器治療ベッドだったりする。
睡眠障害にそこまでの効果はないかもしれないけど、別の意味で体調を崩しにくくなったのは事実なのと、
治癒はしなくても体内リズムが崩れにくくなったとはいえる。
⑨入院生活で体内時計の調整
療法というよりかは、正しい生活リズム&集団行動をするということも含めて検査入院したことがあった。
最初のうちは生活リズムに乱れがあったものの、だんだんその生活に慣れてきた。
ここまではよかったが、結局、入院生活を続けていくうちに、また乱れ始めたので効果があったとはいえない。
しかし、後天的な人には効果ありそうだ。
⑩昼寝
不眠なのに昼寝?という矛盾した感じだが、昼食をとって少し横になるだけでもいい。
実はこれ最近気づいたんだけど、効果ありな感じがする。
最初は横になっていただけなんだけど、だんだんちょっとだけ昼に眠るようになってきて、
夜の寝付きも少しよくなった気がする。ちなみに昼間は必ず30分くらいで起きるようにしている。
あまり寝すぎるとまた体内リズムがおかしくなるのは言うまでもない。
番外:寝酒(アルコール)
これは治療法ではないけどアルコールは眠りを誘う効果があるのは誰もが知ってると思う。
睡眠障害者のほとんどがアルコールに頼って寝ているという記事をみたことがある。
これをいいとは言わないけど否定はしない。世間でお酒はダメだといわれてるけど、酒が好きであれば飲めばいいと思う。
でも寝るための飲酒は量がどんどん増えていくし体調も悪くなってくる。
その日の体調によるがアルコールによってよく眠れるかといえば途中で目が覚めてしまうことも多い。
また、アルコールは多量に摂取すると逆に覚醒してしまうことをお忘れなく。
ここで紹介した睡眠障害の治療療法に共通してるのは体内時計(リズム)とリラックスだろうか。
リラックスすることによって快眠できるのは間違いなさそうだけど、問題はそれだけじゃないと思う。
このほかにも瞑想やアソシエーション(アソシエーションについては詳しくは調べてください)
とかでリラックスを試みたことがあるけど、不眠にそこまで効果があるともいいがたい。
今日の最後に記載しておきたいが、ここで言っていた「効果がない」といっても、
それは私にとってのことであるのと、全くの効果がなかったわけでもないので試してみる価値は十分にある。
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