中途覚醒と睡眠時間
レム睡眠とノンレム睡眠というのは睡眠ではよく聞く言葉だけど、
簡単にいうとレム睡眠は身体は寝ているけど脳は活性している浅い眠りのことで夢をよく見る。
ノンレムは脳が休息状態で深い眠りのことをいう。
人間は最初に深い眠りにつき、続いてこのレムとノンレムをおおよそ1時間半ごとに繰り返しおこなっていて、
ノンレム状態で熟睡できたといえるようだ。
ところが睡眠障害者において、このノンレム状態に入らずにレム睡眠で途中途中で目覚めてしまう人も多いようだ。
そう、私もその中の一人だったりする。
そしてレム状態ばかり続く睡眠は途中途中で目が覚めるのと同時にたくさんの夢を見る。
私は一回の睡眠で4回~5回の夢を覚えている。そして厄介なのは熟睡した感じがなく、
一度寝てしまったら起きるまでに時間がかかる。これも体内時計が狂う原因の一つといえる。
不眠で眠れない入眠障害と同時に、寝てしまうと今度は何度も目が覚める中途覚醒で熟睡した感じがないので
何時間も寝てしまうという、なにやら就寝と起床の時間がめちゃくちゃな感じだ。
それでもなんとか調整している。
ちなみに私の場合は最高で1日17時間寝たことがあるが、 その日の体調や状態によるようだ
(まあ3日間寝続けたこともあるが、それはまた別の原因だったので・・・)。
途中で目が覚めた時に起きれないのか!?
この状態で目覚めた時、記憶は残るけど意識もうろうとしていて、とても起きれるような状態ではない。
逆にこの状態でもう二度寝できなくなる(眠れなくなる)こともあるが、
当然、熟睡した感がないので、その日は一日中、眠いのに眠れないみたいなしんどい状態になる。
さて、ここでお気づきだと思うが、睡眠障害者の睡眠時間はあってないようなもので、
何の問題がない人の6時間~8時間睡眠とは全く違う。つまり8時間も寝たのにまだ眠いなんてことはざらにある。
ところが、3時間しか寝てないのにかなり良く眠れたなんてことも時々あるわけで厄介なことだ^^;
この中途覚醒は寝酒をする人に多いといわれているが、その他、肥満、ストレスや緊張感、
寝る前の興奮など精神的な問題でもなるようだ。
中途覚醒の治療法でよく用いられるのはやはり長期型睡眠剤(安定剤)の服用だ。
しかし、ここで勘違いしてはいけないのが、これは眠気を誘い精神を安定させる薬であって、
睡眠を深くする薬ではないということだ。聞いた話によれば眠りを深くする薬というのはない?らしい。
まあそんな薬があったとしても起きなくなる可能性もあるので、かなり危険だろう。
最後に後天的な中途覚醒者の場合は原因を見つけることが早いと思う。
他に悩みがあるとか興奮しているとか何か原因になっているものがあれば、
それを解決させることが改善への早道になる。
私の場合は、子供の頃からずっとこういう状態なので、どうしても原因が見つからず、
やはり先天的なもののような気がする。
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