睡眠障害で病む
睡眠障害と鬱はセットであることも少なくない。
しかし、それは鬱によって睡眠障害が引き起こされてるのか、
睡眠障害になって鬱になっているのかがポイントではないかと思う。
どちらも同じように感じるが内容がまるで違う。
かといってどちらも厳しい状態であることは言うまでもない。
ちなみに、鬱にもいろいろ種類があるようだ。
今回、この記事に書くのは後者である睡眠障害で引き起こされる鬱だ。
そもそも睡眠障害になっていると寝て起きる時間がバラバラなので生活リズムもめちゃくちゃになる。
こんな状態ではまず仕事はできない。
ちょっとど短期の仕事でもしようかと思いきや、
何ヵ月その生活リズムでいられるかわからない。
かといって生活をしていればお金はどんどん減っていくというドツボ状態だ。
こんな状況で病んでこないほうがおかしいのかもしれない。
さらに生活のリズムがめちゃくちゃな状態で下記のような恐怖心や不安になる。
・今日も眠れないんじゃないか、起きれないんじゃないかと不安になる
・日中やることがなくなって空白の時間が苦しく、毎日無駄な時間を過ごしてる気分に嫌気がさす
・こんな状態がいつまで続くのか、この先に対して不安になる
・社会生活が自分はどう思われているんだろうという周囲の人の目に対して不安になる
・このままではもう生きていけなくなるんではないかと不安になる
他にもいっぱいあるけど、とりあえずよくありがちなケースをあげてみた。
こういう不安の持ち主は周囲の人から睡眠障害で何かしら人に見下されたか、
ダメ人間扱いされたかの経験があるのかもしれない。
ちなみに私はこの経験は豊富なほうだが、自慢にもならない嫌な思い出だ。
あと、よく勘違いされやすいのが、日中のやることだ。
仕事もしない(学校もいかない)で日中ずっと家で遊んでるみたいに思われがちだが、
これが結構強敵で、日中何もやることがないというのは、かなり苦痛なのだ。
それにただ毎日が過ぎていくのも時間を無駄にしているような気分になる。
人間、何かやることがないというのはかなり苦痛だということがよくわかる。
TVやビデオを見ていても、最初の頃はそれで空白の時間を埋めることができても次第に飽きてくるもんだ。
次に睡眠障害がマシになり仕事を始めるときも不安になることがある。
それはまた今度いつ再発するのか、本当にちゃんと起きて決まった時間に仕事場にいくことができるのかだ。
2~3日出勤すれば少しはマシになるが、この睡眠状態をいつまで保てるのかの不安はいつまでも消えない。
結局なにかあれば、また睡眠リズムが狂って睡眠障害になる。
まあ、あれこれ考えてると、もうどうでもよくなってきてやる気が失せてしまう鬱状態になる。
これはいうまでもなく悪循環なことだ。私はまともな生活リズムに戻そうとして、
結局うまくいかずにこういう鬱状態になってることに気がついたので逆に睡眠障害になったら
すぐに生活リズムを戻そうとしないようにした。
いつ寝てもいつ起きても良いくらいの気持ちでゆっくり戻していこうとしたら、
少しは精神的にマシになる。将来に対して不安を感じるかもしれないが、
焦らずにゆっくり戻していくほうが、遠回りそうで、実は近道だった。
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