ADHD&睡眠障害と一緒に生きる!

先天的なADHD&睡眠障害とどう生きていってるのかを記事にしていきます

ADHD&概日リズム睡眠障害のNG治療

ADHDによる睡眠障害は生活習慣の問題ではなく脳の問題らしい。したがって生活リズムを整えるくらいでは治らない。 そもそも、昼夜逆転の生活リズムを調整するくらいで治れば、ADHDによる睡眠障害とはいえない。
まずあるADHDによる睡眠障害の治療でやってはいけないことを以下に並べてみた。

早寝早起きは禁物

昔よく言われていたのが「早く寝ないから朝早く起きることができない」だった。 もちろん、夜更かしして朝が起きることができなくなるのは理論的には正しいのかもしれない。 ただし、それは普通の人の話であって、ADHDの睡眠障害はそこが制御不能なわけなので無理に寝ようとしたり 無理に早起きしようとすると布団に入る怖さや朝起きる自信消失など、ある意味逆効果になってしまいます。
そもそも眠くもないのに寝床に入っても寝れるわけがないです。それを強制的に行うことによって私のように寝床=寝れない場所みたいな感覚に陥ってしまう可能性もあるわけです

光療法は逆効果

睡眠障害の治療でよく用いられる光療法(目覚めとともに光を浴びる療法)は脳が朝であることを認識させる。 つまり昼夜を正しく脳に認識させるための治療法ですが、ADHDの睡眠障害にはこれが禁物のようです。 なぜなら概日リズム睡眠障害の人は逆転しているのでそれを夜と認識してしまうようです。 私の経験上、夜が昼のようにテンションが高まり、朝は寝る時間みたいな感覚になることが何度となくありますが、 これが関係しているのかもしれません。

無理な睡眠時間の調整は大禁物!

普通の人は「明日は朝早い」とか普通の人と同じようなスケジュールの組み方をしたりするのは、 絶対にやってはいけないことらしいです。前回の記事での経緯をみてもわかるように 私はそれを無理にやってことごとく失敗した人生を送っていたわけです。
そもそもこういった調整やスイッチの切り替えがうまくできないのがADHDなわけです。 それを「早く寝て早く起きなければならない」と強迫的にプレッシャーをかけることによって 身体に負担もかかってきたりして最終的には逆に睡眠リズムが悪化していきます。

疲れて寝れるは嘘

ADHDの人は疲れたら寝れるは全くの嘘といってもいいでしょう。私の場合逆に疲れていたら覚醒してしまう。 これは脳の問題らしく詳しくは語らないが上記でも述べてるように”疲れているから寝る”というスイッチの切り替えそのものが簡単にできないのがADHDなわけです。だからといって習慣的に運動しているときとしていないときはやっぱり違います。たとえば毎週登山など運動していると、薬の効き方や眠り深さは少しはマシになっているとはいえるし、体力的、体調的にも違うとはハッキリ言えます。極度な運動はどうかと思うけど、適度な運動を習慣的にするというのはあながち間違いではなさそうです。むしろADHDの人は落ち着きがないので運動するというのは合っているのかもしれない。


驚くことに睡眠専門医で睡眠カウンセラーから受けたアドバイスとは真逆で、私はやってはいけない治療法をたくさんやってたんだと思ったが、やはり当時、ADHDと睡眠障害の関連性など知る由もなかった。これまで睡眠障害という部分に焦点を当てて治療してきたことが空回りしていたのだ。ただ、以前に「もしかすると精神分裂病かなにかが根底あっての睡眠障害」と想定してくれた先生もいたが、それは一時的な症状だったのもあって、根底になにかあるまではハッキリしなかった。

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