ADHDの症状
私は小さい頃から落ち着きがないとか、部屋の中をくるくる回りながら話をする、好奇心旺盛など言われてきたがこれが後に多動性と呼ばれ、最終的にはADHD(発達障害)と診断されました。
ここでは私の小さい頃からのADHDの症状と思われる行動を記載しておきます。
幼児期は気が付くといなかった
とにかく外に遊びにいった時は親が目を離した隙にもういなくなって探すのが大変だったようです。 大阪の梅田地下街で親が手を放して様子を見ていると、一般的にはキョロキョロして親を探すみたいだが、 私の場合はとにかくあちこと歩き回っていて後ろから見ている親が滅入ったようです。歩きながら話す
とにかく人と話をしてるときも手が動いたり、貧乏ゆすりをしたり、部屋中をくるくる回りながら母親と話したりと じっとして話をするのが苦手でした。とにかく家中を徘徊したりもするのであだ名は熊でした。また、話をしながらキョロキョロあちこちを見たりするのでよく先生に怒られたりしていました。
じっとしているのが嫌
幼児期は保育園のお遊戯会、小学低学年生の頃の運動会は、ずっと座っているのが嫌でその席で泣いていた。 これに関しては私も、なにやら無理矢理押さえつけられてる感じがしてムズムズが嫌で泣いた記憶があります。小学高学年から中学生、高校生では授業中が暇すぎるためマンガの本を持参したり、友達と手紙のやり取りをしたり 教科書に落書きしたりしていた。
社会人になって会社勤めをしているときは1時間に一度はトイレに立ち上がり行き過ぎて怒られたこともあります。 また、登山中の休憩時間もそわそわして早く行きたいみたいな感情になったりもします。
集団行動が苦手
今でもそうですが、昔から人に合わせて行動しなければならない集団行動は大の苦手でした。 集団行動が苦手でときどき逃げ出したくなった時、学校の休み時間に途中帰宅したりしていました。キョロキョロが日常
買い物、外食、車の運転中など、とにかくあちこちキョロキョロ見ているようですが、自分ではそのことに気が付きませんでした。 後ろから私の姿を見ていると好奇心旺盛と見えたり、落ち着きがないと見えたり様々ですが、とにかくそのキョロキョロ感が ものすごいとよく言われていました。ストラテラを服用してから少しはマシになっているようですが、やはりキョロキョロはしているようです。待つことにイライラする
前を走るノロノロ運転にイライラすることは普通にあると思いますが、私の場合、信号待ちですら毎回イライラしているように思います。信号が青になり前の車がゆっくり始動しているのを見ては「早くいけっ!」とイラっとしています。ただ、これは一人で運転している時が多く、隣に誰か座っていれば大丈夫です。車の運転だけでなくレジで並んでいる時や人込みの中を歩いている時にイライラすることが多いです。このイライラはじっとしているのが嫌ということにつながっているのだと思います。好奇心旺盛で多趣味、のめり込み
とにかく好奇心旺盛で、自分の興味の持ったことについては徹底的にやりこなさないと気が済まない、 マニアックなところまでのめり込むタイプです。 ストラテラを服用してそういうのがなくなったという人はいるようですが、私は今でもこれが残っています。 なので、自分が興味を持ったことに対する集中力もすごくて人よりすぐマスターしてしまう傾向にあるようなので、 そこは得な部分でしょうが、他のことをすべて忘れてそのことだけしか考えられなくなる欠点もあります。 また、徹底的に極めるとすぐに飽きてしまうというのもあります。そして常に新しい刺激を求めています。刺激がない人生なんて退屈でたまりません。 そこでずっと続いてる登山や夜景はまだ自分が見たことのない景色が広がり、 その新しい刺激があって辞めらないというのが正しいと思います。 ただし、一度でも見た景色に関しては撮影し直しや忘れた後でないと興味がありません。 逆に自分が関心のないことには極端に退屈して話すら入ってきません。
衝動的な行動や買い物
突然ある思い付きや発想で行動に移すことも多々あります。 例えば、私の場合はホームページを作りだしたり、曲が浮かんでレコーディングを始めたり、 部屋のレイアウトを変えたりします。周囲からみるとまさに衝動的な行動に見えるようです。 そして、何かを作っている場合だとそれが完成するまで気が済まないです。また、金銭面では突然衝動的な買い物を始めたりします。 後先考えず、いるものいらないもの関係なく買って、その後で「こんなものは必要なかった」と 買ったことに後悔することも多々あります。
特に欲しいものがあればなんとしてでもそれを手に入れないと気が済まず、一刻も早くそれを手に入れようとします。
片付けができないではなく、気づいたら散らかっている
よくADHDの人は部屋を片づけることができないと聞きますが、私の場合は片づけられないというより 何日もの積み重ねで気づいたら部屋が散乱した状態になっているのほうが正しいかもしれません。 まあ、散乱した状態でずっといられることに関しては片づけをしないからという意見もあるかもしれませんが、 気づいたらすごく散らかっていたということが多いです。 さすがに足の踏み場まで失っていれば、片付けを始めますが、逆に片付けに集中してしまうと異常なくらい綺麗に 徹底的にやってしまいます。でも基本は散らかった状態が多いのも事実です。計画が立てれないではなく、計画通りに物事を進めるのが苦手
私の場合、計画を立てて、その通りに行動をしていくというのがつまらなく感じているというのが正しいです。 計画を立ててもその通りに進めることが苦手というか、最終的に最初に立てた計画がどうでもよくなってしまいます。 特に自分の興味のないことの計画については「~しなければならない」になってしまい、 行動するにしてもなかなか重い腰があがらない感じになってしまいます。ケアレスミスや忘れっぽい、失くしモノも多い
ケアレスミスが多いと会社でもよく怒られた経験があります。些細なことなんですが、 そこの一つ抜けていたとか、そこだけ忘れていたとか、簡単なことを忘れてしまいがちになります。 よくメモをしてキッチリしておくということをしますが、同じ作業をするときメモしたことを忘れてしまうことすらあります。その時その時は覚えていてもあとあとになって忘れてしまうとか、用事をしながらモノをあちこちに置いてしまうため、 その置いた場所を忘れる、つまりモノを失くすみたいなことをしてしまいます。
時間管理が下手
毎回これには悩まされますが、約束時間に遅れるか思い切り早くついてしまうという二通りのパターンがあります。 そして、思い切り早くついてしまうパターンの場合は、待つということが苦痛になり、暇つぶしにコンビニかどこかで本の立ち読みをして、 時間を忘れていて、結果的に約束時間が過ぎて遅刻したなんてパターンもあります。 自分が夢中になっていることをしていると時間の感覚がなくなり、約束していたことすら忘れたり、時間ぎりぎりまでやって ようやく約束の場所へ行くけど時間に余裕がなくなり走ってしまうなどのことも多々あります。とんでもない集中力と吸収力
仕事でもそうですが、自分の興味あることや集中できるものに対しては超人レベルの集中力と 言われるくらい集中します。集中している間は物音や人の話し声など全く聞こえてないといっても過言ではありません。 そして、自分の興味の持ったものに対する知識や技術の吸収力も超人レベルといわれます。 もともと英語は苦手でほぼ0点に近い点数をとっていましたが、英会話に興味を持ってから3か月で英検準二級レベルの問題が 簡単に解けるくらいまでレベルアップしたのを覚えています。信じられない吸収力は時に周りから信じられないといわれることさえありました。鬱は日常的なこと
ADHDの二次障害として鬱(うつ)病がありますが、鬱状態になることなんて仕事をしたり人との関わりがあれば日常的なことだったりします。鬱状態になるきっかけはショックな出来事があると必ずといっていいほど鬱状態になりますが、日常的なことといえば仕事などでミスをして自分を否定されたり責められたりした時、考えそのものが自分という人間はダメというマイナス思考に集中してしまいます。そうなると何もやる気が起きず、生きてることさえ辛くなります。この鬱状態ですが、2~3日で回復するときもあればショックな出来事があれば数か月にわたって続くこともあります。私の場合、ずっとこういうことが続いていたので日常的なレベルになっています。ただ、怖いのは生きてることが辛くもう死んでやろうって思ったことも時々あったことです。そういう自殺願望に思考が向いた時、いつも母がサポートしてくれていました。ただしそれとは逆に自分に全く興味のないことに関しては、心ここにあらずみたいな状態になります。
これの行動は多動の症状がでているといえると思います。
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