ADHD&睡眠障害と一緒に生きる!

先天的なADHD&睡眠障害とどう生きていってるのかを記事にしていきます

睡眠障害の原因(過去と現在)

私はADHDと診断されるまでは先天性の睡眠障害者という認識で治療をしてきましたが改善されずにいました。そして概日リズム睡眠障害にはADHDが主な原因であることがわかった瞬間、私の睡眠障害の謎がすべて解けた感じでした。ADHDが原因とすれば、私の睡眠障害の症状やこれまでの治療法で改善しなかったことについて、すべてのつじつまが合うわけです。
これまでは睡眠障害の原因について本当のところはどうだったのかを個人的な見解ですが、一つ一つ洗っていきたいと思います。
ちなみに、過去に私を睡眠障害として見てくださった医師を否定するものではありません。当時はADHDなんて言葉もなければ、それが睡眠障害と深くかかわってることなんてわかりませんでしたので仕方ないと思っています。

1日の体内時間が長いのではなく切り替え能力の欠如

リズム維持が難しいでも述べているが、もともと私は1日の体内時間が大幅に長いと言われていました。これは半年におよび睡眠表から医師が判断したものでした。
ところが1日の体内時間が長いというものではなく、ADHDの人は切り替え能力の欠如しているため寝る→起きる→寝る→起きるのスイッチが切り替えに時間がかかってしまうため寝るために時間がかかり、起きるために時間がかかり、生活リズムがどんどんズレていきます。この切り替えの欠如は注意欠如多動症という発達障害で脳の前頭葉機能の低下によるものが主な原因とされているようです。
ただ、睡眠表だけ見ると寝るまでの時間が長く起きるまでの時間が長いので1日の体内時間が長いと見えていたわけです。

夜型スタイル

朝型人間と夜型人間でも述べているように、私は夜になると急に目が冴えてくるので自分は夜型人間という認識を持っていました。確かに今でも夜になるとテンションがあがってきます。結局、寝る起きるの切り替えに時間がかかり、時には昼夜逆転生活になるが、生活ができなくなってしまうので夜寝るように眠剤などでなんとかして、深夜に寝るようにする。その結果として結局夜更かしのサイクルになるのが原因といえばつじつまが合います。私はこの他にも夜=眠れないという条件づけが原因ともにらんでいます。子供の頃、夜21:00になると親から「寝なさい」といわれ、部屋の電気を消されて布団に入るが眠れず寝るまでバトルが繰り返される。そしてパブロフの犬のように夜=眠れない、布団に入る=眠れない場所という条件づけがされたことによって夜になると急にテンションがあがったり目が冴えたりしてしまっているのも原因の一つに思います。私の場合、寝るということに散々苦労をしてきたので、今ではトラウマにまでなっています。

中途覚醒と睡眠時間

中途覚醒と睡眠時間でも述べているように私はレム状態ばかり続く睡眠は途中途中で目が覚めるのと同時にたくさんの夢を見ます。最近ではほぼ日常レベルといっていいくらいです。しかし、こういう状態ばかり続くのではなく、その眠れていない分だけなのか、予想もなくどこかで10時間~12時間の爆睡をすることもあるのが厄介なところです。ADHDの人はレム睡眠とノンレム睡眠を切り替えるスイッチがうまく機能していないせいか、睡眠効率が悪いので8時間寝たとしても実際には5時間くらいの睡眠しか取れていないことになります。私の場合も何度も夢を見ては目が覚めるを繰り返しが多く、そういう時は何時間でも寝ていられます。

普通の睡眠障害の治療法は効果なし

これまで睡眠障害者としてあらゆる治療をしてきた私ですが、どれも効果がありませんでした。 もうおわかりだと思いますが、ADHDの人が併発する睡眠障害は正常な人の単なる生活習慣、生活リズムの乱れとは全く異なるからです。 正常な人が体内時計がおかしくなり昼夜逆転したとしても逆に生活リズムを整えていけば次第に治ると思いますが、 ADHDの人の場合は、寝る起きるの切り替えに時間がかかる意欠如多動症という脳の障害が根本的な原因なので、単に生活リズムを 戻すようなことをしても、すぐに再発してしまいます。 私が今もなお行ってるのは、ADHDと知る前に体内リズムを作る問題点でも書いていましたが無理な調整は避けています。 つまり、生活リズムを整えるというより、狂いだしたら脳や体に合わせながらある程度の調整をする程度にしています。 この生活リズムだと社会生活が難しいので、仕事などは工夫が必要ですが、無理に合わせようとすればするほど、逆にどんどんリズムが 崩れていくこともありますし、無理矢理の調整は体への負担も大きく体調を崩しやすくなるのも事実です。 ます。

<<前の記事 ADHDの症状 | トップへ | 会社勤めの困難 次の記事>>