ADHD&睡眠障害と一緒に生きる!

先天的なADHD&睡眠障害とどう生きていってるのかを記事にしていきます

寝る時間より起きる時間が問題

カタプレスという薬で寝る時間は一定になったのは良かったのですが、実は寝てから起きる時間が問題ということがわかりました。ちゃんと就寝時間が一定になれば、起きる時間も一定になるというのは、健全な人ではありえると思いますが、ADHDによる概日リズム睡眠障害の人の場合は中途覚醒や起きる時間もバラバラで、こっちのほうが問題ではないかと思われます。
以下、私がカタプレスを処方してからの就寝時間と中途覚醒から起床時間の一部をご覧ください(約30分刻みにしています)。

0:00就寝→5:30中→8:00中→9:00中→10:30起床
0:30就寝→4:00中→5:00中→6:30中→7:30中→9:00中→10:00中→11:00起床
0:00就寝→3:00中→7:00中→8:00中→9:00中→10:00中→11:00中→11:30起床
0:00就寝→3:00中→4:00中→5:00中→6:00中→7:00起床
1:00就寝→6:00中→7:00中→8:30中→9:30中→11:00中→12:00起床
0:30就寝→3:00中→4:00中→5:00中→6:00起床→8:00就寝→11:00起床

30分刻みなので作り物めいた感じもありますが、実際はもっと細かいものです。早朝起床した時は一日中眠かったりすることもありますが、長く寝てもまだ眠いことがあります。つまり、私の場合は長い睡眠時間=よく眠れたのでその日は眠くない は当てはまらないということになります。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。それはおそらくレム睡眠に関係していると思われます。

レム・ノンレム

私は一回の睡眠に何度も夢を見ます。健全な人だとレアな出来事かもしれませんが、毎日4つから5つの夢を見ます。中途覚醒して再び眠りについたときは毎回夢を見ては目が覚めての繰り返しになります。夢を見るということは眠りの浅いレム状態が続いてるということです。就寝して12時間眠ったとしても、深い眠りのノンレム状態にならないということは、よく眠れていない状態になって、これだけ寝たのにまだ眠いという状態になるわけです。ところが体が疲れている時などで4時間ぐっすり眠って早朝覚醒したとして、その4時間がノンレム状態だったとするとよく眠れているということになるので、短い睡眠時間でもその日は眠くないということになります。私の場合、その日の体調もありますが、これがほぼランダムです。

中途覚醒

ADHDによる概日リズム睡眠障害で一番厄介なのかもしれないのが、この中途覚醒の多さかもしれません。上記のように浅い眠りばかりで何度も中途覚醒をしてしまうのがADHDの睡眠障害者の特徴のようです。この中途覚醒、見えないところでは何十回も繰り返してることもあるとかで、一回の睡眠がすべて浅い眠りでほとんどちゃんと眠れてない状態で起床というのは日常茶飯事ということになります。これだとどれだけ睡眠時間を取ったとしてもその日はちゃんと眠れてないので、一日中眠いという状態になるわけです。

睡眠時間がバラバラな理由

眠りが浅く睡眠が浅い、中途覚醒を繰り返すということはまだ寝足りない状態になります。そうなると何度も中途覚醒しては寝るを繰り返します。そしてある程度までそれを繰り返すと起床ということになるので、もうおわかりのように起床時間がバラバラ、しかもちゃんと眠れてないのでその日はまだ眠いという状態になります。社会生活において、起きる時間が早い分には問題なさそうですが、遅いのが問題で、これでは毎日約束の時間に起きるということが困難になるわけです。そして厄介なのは寝るための薬はあったとしても寝てからの薬、起きるための薬というのは今のところ存在してないようです。また、ベゲタミンのように持続性の長い薬などは存在しますが、私の場合は薬が効きすぎて寝すぎてしまい、その日は眠くなくても、その夜、今度は逆に眠れなくなってしまってかえって睡眠リズムがおかしくなったなど、逆効果になることもありました。

あきらめるのはまだ早い!?

寝てから起きるまでの睡眠が問題で、そのリズムはバラバラですが、ある程度は一定しています。一日だけ早起きしたりすることは可能ですが、毎日となるとそれが難しいわけです。だからといってその睡眠時間はせいぜい長くて13時間くらいであることもわかっています。さすがに24時間寝続けることはありません。なので自分が長く寝る時間はいったい何時間くらいなんだろうということを念頭に置いてると、一日のうちで自分が活動できる時間がある程度は把握できてますので、その時間に仕事など活動をすればなんとかなるとは考えています。カタプレスを処方して寝る時間がある程度一定になりましたが、私の場合はそれが徐々にズレていくのは変わらないので難しいところではあります。しかし、たとえ数時間でも自分が必ず起きてる時間を作るように心がけています。その活動時間に仕事をすればいいという安易な考え方もまたちょっと違うのですが、それは後程書こうと思っています。

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